2007年8月28日手摺の付け方ひとつにも工夫するということの大切さ
先日、A様邸に介護保険で『手摺』工事をいたしました。
腰が悪くて立ち上がるのが大変とのことで、
取付時、高さ等打合せして水平に取り付けました。
実際座ってみると、なかなか立ち上がれませんので、
手摺の高さを、タンク側より入口側を少し下げて傾斜にしました。
そうしたら、楽に立ち上がることが出来たのです。
希望で床も100mm上げてます、A様も大変喜んでいらっしゃいました。
ご高齢の方が少しでも自立して暮らせる住まいのちょっとした
工夫や改造はご本人のみならず家族全員の生活の質の向上
につながります。新築だけでなく「住まい」そのものをよりよいもの
にしていく仕事・・・ここに住まい造りの忘れてはならない原点
があると思うのです。