2006年7月22日欽ちゃんの決断
「潔い決断」 ・ ・ ・ 茨城ゴールデンゴールズ解散の報を聞いて
この節珍しいほどの潔さに、感動と反響が大きな広がりをみせている。
様々な思いのなかに共通していることは、欽ちゃんの野球に対する純粋さ、ひたむ
きさ、そして人間として野球よりもっと大切なものがあることを、全ての人に感じさせ
てくれたことではないでしょうか。この種の「潔さ」は、多くの日本人が伝統的に好ん
できたものであったはずなのに、・ ・ ・ ・ ・
昨今は多くの本来リーダー的ポストであるはずの人たちが忘れてしまっている。
我が家は、あまりテレビがついていない一家である。夕食時にパパがテレビをつ
けると、小学2年生の娘にたしなめられるような雰囲気なのである。そんな我が家
で、唯一決まってテレビのついている時間帯は、朝の食卓である。それは時刻と
天気を見るためである。そんな時間帯によく流れるのが、ニュース。それも最近は
ワイドショーがかったものが多い。そしてそれらの番組が割く時間の多くが、凶悪
事件のそれも細部にわたる取材である。このところ凶悪事件が次々と後を絶たな
いためか、こうした取材番組が大半になってしまうこともしばしばで、その間にも汚
職、偽造、企業犯罪、戦争、テロ、ミサイル、拉致など暗く、悪く、悲しい番組ばかり
が続く、しかも詳細に。こんなテレビを毎日見て育つ子供たちは、いったいどんな
大人になるのだろう。
昨今のテレビは、世の中の暗部、汚点ばかりを取り上げる傾向が強い。最近の世
の風潮や治安の悪い世の中になってきた責任のかなりの部分に、報道やテレビ番
組のあり方があるのではないでしょうか。意識的に政策的にもっと明るいニュース、
のどかな話題を探し、提供していただけないでしょうか。また、欽ちゃんのニュース
にしても、元はといえば、(欽ちゃん自身が語ったように)聞きたくもない、(子供たち
には)聞かせたくもない話題である。
良くない事件の中から、少しでも「光明」を見つけ、
クローズアップさせるのも報道の妙味ではないでしょうか。