2013年5月21日ゼロメートル地帯の地盤調査
昨日は、木曽川河口に近い輪中地帯で地盤調査
調査は堤防下約2.7mの土地ですが、堤防上には海抜1.7mの表示があります。
従って地盤面の高さはマイナス1mということになります。
ゼロメートル地帯なので、地盤はさぞかし悪いのでは?と心配でしたが、深度3mほどでN値=5をこえて心配したほどではないようです。また地下水もさほど出ないようで、一般的な柱状改良で済みそうです。
ところで、海抜1.7mというのは、東京湾平均潮位が基準で、TPと呼びますが、各地方の港ではそれぞれ基準潮位を定めています。
例えば名古屋港の基準潮位はNPと称し、NP=TP−1.41m
と海抜ではマイナス1.41mになります。何でそんなに低いのかと言えば、TPは平均海面高さに対し、NPは最低海面高さになっているからです。
TPは測量上の基準ですが、NPなど各地港の基準は、船の航行などの指標ですから、最低海面高さを基準にしているわけです。