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2013年8月30日

田舎のリスク

 先日、私の住む西尾市吉良町で住宅を計画中のお客様の現地調査に出掛けました。
都市部から田舎への移動というわけで、自然環境はじめ周囲の状況は気に入られているようですが、海岸から1kmの土地。一つ懸念されるのが「津波」とのこと!

 東日本の震災以後、「津波」には行政も報道も日本中過剰なほどの反応をしています。被災地の惨状からは無理からぬこととも言えますが、昨年8月に国が発表した津波被害想定によると、我が西尾市の津波高は平均5m、最大7mになると報じられました。もしこの想定どおりの津波が来たら、4.5mの海岸堤防を乗り越え、海抜0〜1mの平地が広がる西尾市南部は大災害になることでしょう。

 しかしながら過去、この地方でそのような津波被害があったという記録は、私が調べた限りでは見当たりません。1854年の安政東海地震(M8.4)や1944年の東南海地震(M7.9)でも1〜2m程度の津波とされ、人的被害は無かったようです。少なくとも百年〜数十年単位で大津波を被る三陸地方とは違うようです。数学的確率という面からは津波に過剰な反応をするのはいささか疑問もあります。確率で考えるなら三河地方の津波より、富士山の噴火や東京の大震災のほうがはるかに怖いといえます。東京の大学や就職のほうがはるかに恐怖です。
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 上は海上保安庁の海図です。

 三河地方が津波に対して歴史の偶然ではなく、化学的に安全な根拠は、水深の浅い海であるからです。海図で青い色の濃い部分は、水深20m以下の浅い海です。三河湾は、入口が狭い上、水深の深いところで20m、1/3以上は10m以下にすぎません。津波のような波形からは全てが陸といっても過言ではないと思います。東北でも小さな湾内の松島の被害は周辺に比べ小さかったと言われています。

 故に三河湾奥に面する西尾市における津波リスクは、極めて限定的といえます。但し外洋に面した渥美半島はご用心下さい。

ブログ投稿者
代表:水鳥正志
1956年1月7日生まれ
趣味:読書(主に歴史小説)繰り返される歴史の中から現代や未来に思いを巡らせる事。
出身地:愛知県幡豆郡吉良町
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