通気の良い家2
木造が長持ちするといっても、木造なら何でも良いわけではありません。
国宝クラスの木造建造物に共通しているのは、良好地盤と通気の良い家です。
通気と言っても室内通気は勿論ですが、床下、小屋裏空間など隠蔽された空間の通気も重要です。
そこで超気密性能のイザットハウスですが、木造在来構造で
床下、小屋裏まで計画換気していますから、
壁体の中も含めこの構造こそ隠蔽部まで通気の良い構造といえます。
上図は外断熱工法の空気の流れ(通気)を模したものです。(自作)
木造在来工法の良い点は、小屋裏、壁体、床下などの空間が繋がっていて通気できることです。その上外断熱工法では壁体内が断熱材で塞がれることもありません。逆に2×4工法は、構造上床で上下の通気は止められてしまい、更に壁体内に断熱材を充填してしまうので通気しようがありません。つまり将来、外断熱工法が国宝になることはあっても、2×4ではありえないことになります。