2007年10月29日マフラーと靴下が大事
週末、某賃貸マンションの構造説明を聞く機会があった。
何となくありきたりの軽量鉄骨系パネル工法の建物であった。
しかし、気になるものが・・・、外断熱の構造模型だ!
こんなものを手に取ったのは、私だけ...。
設計部署の人が、
「外断熱で、スッポリ包むので暖かいのですよ。」って言ってた。
25ミリのスタイロフォームを、コンパネ面に据え置くらしい。
天井は・・・?基礎部は・・・?
心ならずも意地悪な質問になってしまいそうで・・・黙っていた。
マフラー(天井)や靴下(基礎)が無いと、
どんなダウンジャケットを着込んでもぜったい寒い。
しかも、ダウンもちょっと薄め 安め (笑)。
賃貸マンションは、収益性がナンボのもので、
いくら良いものを建てても、入居者が無ければ何にもならない。
誠に残念ながら、構造的部位のイニシャルは、家賃に反映しにくい。
それよりも、駅からの距離、セキュリティー、ブロードバンド... となる。
だから賃貸マンションに、長期的視野で望むことは、リスクが高い。
私の生きている間に‘完全外断熱のアパート’は登場しそうもないかな?
でも、この某賃貸マンション会社(大手)は、外断熱!とは謳っていない。
とりあえず外断熱なんですよ〜くらい...。 なので、嫌悪感はない。