2012年6月 6日デザイン探訪-フランス編その4
国立店の吉田です。
今回もデザイン探訪の続きです。
パリのホテルの窓から外を眺めていると、通り歩く道路からの視点とは、少し違ったものが見えてきます。
目に入ったお隣のビル。
下階はお店やレストランが入っていましたが、上階はアパートメントのようです。
バルコニーのデザインをよくよく見ると、階ごとに窓廻りのモールや手摺のデザインが違うようです。
日本でデザイン設計をする場合、建物全体の「統一性」や「共通性」を重視するのですが、良い意味で
「独自性」があり、しかも「違和感」なく全体や風景に溶け込んでいる。
最近のデザインは「建築」だけにとどまらず、服飾やアクセサリーなどでも「洗練」されたデザインが多くなったように感じます。そのため、「全体の統一性」はそれを構成する大きな要素となっています。
特に長期間存在する「建築物」は、長い期間の中で「リニュアル」し「変貌」していくため、当初の「意図」や「統一感」が損なわれやすいように思っていたため、とても参考になる風景でした。