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2013年9月30日

中秋の名月

皆様、こんにちは(*^▽^*)


9月も今日が最後となりました。
今年の夏は記録的な猛暑の後に、激しい台風が来て、
その後一気に涼しくなり、
今の時期は本当に過ごしやすい毎日が続いていますね。


お子様や学生さんはいよいよ明日から衣替えでしょうか?
夏服から冬服に変わる瞬間って、何故かワクワクしますよね♪
制服ってどうしても夏服よりも冬服の方がおしゃれというか
可愛いので、私は衣替えの前日はとても嬉しかったのを覚えています。
(もう大過去のお話ですが・・・ 汗)


さて、今更ではございますが、
去る9月19日は、中秋の名月でしたね。
とても綺麗な満月で、見とれてしまいました。
来年からの7年間は、少し欠けた月で中秋を迎えることとなり、
次の満月の中秋は8年後だそうです。


中秋の名月を愛でる風習は、中国から伝来したようです。
平安時代に貴族の間に取り入れられて、やがて、武士、町民と広がりました。
月の満ち欠けによって月日を知り、農業を行っていた日本人は、
十五夜は収穫の感謝の意味もあったようです。




ここで、月を詠んだ故人の歌を少しご紹介します。



天の海に 雲の波たち月の舟 星の林にこぎ隠る見ゆ/柿本人麻呂 
 
【万葉集 7巻の1068】  


原文 『天海丹 雲之波立 月船 星之林丹 榜隠所見』。


人麻呂の真骨頂とも言える、抒情的で斬新な歌だと思います。
見ている月の美しさがありありと伝わってきます。
月の舟、星の林、といった表現は当時の中国の影響を受けていると言われており、
和歌に異国のセンスを盛り込むところが、万葉の第一歌人としての才能なのでしょうね。




わたつみの 豊旗雲に 入日さし こよひの月夜 さやけくありこそ
/中大兄王子(のちの天智天皇)
 
【万葉集 巻1の15】


原文 『渡津海乃 豊旗雲尓 伊理比紗之 今夜乃月夜 清明己曽』。


海原に浮かんだ豊かに旗のごとく靡なびく雲に入日が射し
今宵の月夜が亮さやかならんことを。
つまり、大海原に大きくはためく雲に、燃えるような入り日の射すのを見た今夜は、
月も澄み切って明るく照り輝いてほしい、という意味の歌です。


海は現在における瀬戸内海を指します。
豊旗雲(とよはたぐも):神秘的に豊かな美しさのある、旗・吹き流しのようにたなびく雲。層積雲。
わたつみ:海の霊。転じて、海・海原の意味。
さやけし(さやか):くっきりとして、清澄なこと。「爽やか」は別語。


斉明天皇の七年(661)、中大兄皇子は斉明天皇をたて、
新羅に侵攻された百済救援のために、朝鮮半島の新羅に遠征するために西へ向かいます。
途中、播磨の国・印南野を過ぎたあたりで、詠んだとされています。
一説では額田王が天皇になり替って作ったとも推定されています。
万葉集の最高傑作とされていますが、結句「さやけくありこそ」の
訓み方に十数説あり、いまだに定まっていないようです。
(実際、天皇が新羅に到着した時には、もう新羅は滅んでいたとか・・・
昔は移動手段が少ないので大変ですね・・・)

私は万葉集が小学校の頃から好きで、特に天智天皇の歌が好きです。
昔の人は、自分の心情の描写を文字に乗せることにとても貪欲で、
表現力が素晴らしいですね。
海と天をテーマにした壮大な歌に心惹かれます。




満月.JPG



皆様、来月も宜しくお願いします。


それでは、また。

ブログ投稿者
代表取締役
出身地:滋賀県東近江市
生年月日:1965年10月8日
趣味:ツーリング・居酒屋巡り

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