2008年10月15日感謝
皆さんは自然の中に
時折ハッとする表情を見つけることがありませんか?
剣岳の麓、お隣の上市町にある現場の帰り道
天気が良すぎるでもなく悪すぎるでもなく、そんな一日の終盤
ふと何気なく仰ぎ見ると普段は黒と白であばた立つ剣の山肌が
あまりに鮮やかに真っ赤に焼かれていました。
視界の開けた所へと街中を出て数分、
白岩川の堤防まで辿り付き後を振り向いても
もう再びその姿は見られませんでした。
さらに数分、会社に着いたとき
西の空は尚も真っ赤に焼けていました。
未練がましくひょっとしてと振り返ると
そこにはもう月が迎えてくれていました。
この間わずか数分、
自然の織り成す偶然とそこに居合わせる偶然の幸せ。
1分、1秒、本当に刻一刻と表情を変える自然に畏怖を感じるとともに
自分に生命が与えられていることに感謝しました。
この感動を伝えられない歯痒さ。
判断、知識、感性、腕前、カメラ・・・。
あ〜せめてカメラが欲しい!
じゃなくて、皆さんもふと素晴しい瞬間に出会えますように!
コメント
いつもブログ読ませていただいております。谷岡です。今回の「感謝」のブログを読ませていただき大変気持ちが落ち着いた感じがしました。
私も仕事に追われておりますが、ふと振り返って風景を見てみる余裕を持たないといけないなと思いました。
また素敵なブログを書いてください。
投稿者: 谷岡 昇 | 2008年11月12日 01:49
谷岡さん、コメントいただきありがとうございます。
かく言う私も気ぜわしい性格のためか何だかいつも忙しそうで息を抜くのも忘れがちです。
それでも疲れたり煮詰まった時に、昔学校でやった目の体操のように東を眺めると美しい山々を見ることができるのはとても恵まれた環境ですね。
今日はまさに快晴、本格的な冬の前の貴重な景色をアップしました。
写真ではありますがよかったらちょっと一息、眺めてみてください。
投稿者: kuwana | 2008年11月13日 05:22
先日は肉マン有難う御座いました。 私は上市出身なので剣岳の迫り来るような雄雄しさは忘れられません。 長年首都圏に住んでいましたが都会って本〜当に時間の流れを感じないんですよね、せいぜい朝昼夜の3パターンぐらいしか... 朝焼けも夕焼けも、風が強くても周りビルだと分んないし。 富山(田舎)は朝夕なんか分単位で色彩の変化が楽しめ風が吹けば稲の表面に模様が浮かび(夏なら緑、秋なら黄)、そんな時間が過ごせるってホント贅沢なんだと思います。
投稿者: hotta | 2008年11月23日 06:20
こちらこそ四国のおみやげをいただきましてありがとうございました。
hottaさんがおっしゃるように今の時代景色を眺めたり季節の移ろいを感じられるというのはそれだけでも贅沢なことなのかもしれませんね。
今と昔、都会と田舎、立場が変われば価値観も変わり互いに逆のものに価値が見出されるのですね。
消費や成長ばかりを美徳とされてゆっくり立ち止まることに勇気が必要なのはやはり考えものです。
でもちゃんとみんな気づき始めていますよね。
スローライフやロハスは流行だけではないのだなあと思っています。
投稿者: kuwana | 2008年11月24日 08:52