この実なんの実
このオレンジ色をしたイガイガの実はいったい何でしょう?
変り種のサクランボ?ザクロ?プラム?
いやいや色は銀杏ぽい、けど匂いはしない・・・
これは先日完成見学会をさせていただいた
お宅の庭先(下写真・ポーチ右側)にもあります。
春先は活き活きと新緑に芽吹き、
じきに白い可憐な花を咲かせ目を楽しませ、
夏にはたくさんの葉が作る木陰が焼け付く陽射しを和らげ、
秋にはその葉を紅葉で燃やし、
冬にはお疲れ様を葉を落とし陽射しを届けてくれる。
そんな多才な庭先の人気者、“ヤマボウシ”の実なのです。
しかも、私はまったく知らなかったのですが先日お客様から教えていただき
このヤマボウシに更なる才能があることをついに知ってしまったのです!
確かめずにはいられないその真実とは
それは・・・
“禁断の果実”!?!?
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オレンジ色の小さな実はイガイガで食べてはいけない感が漂うのですが
触ってみると意外に柔らかくふっくらしています。
一度触れてしまうとあたかもイヴのように
口に運ぶことを抑えきれなくなるのです!?
思いのほか硬くない果皮を恐る恐る歯で破り、
熟した果実に触れた瞬間、
苦いのか?渋いのか?それとも・・・
警戒を解けないまま慎重に味覚を探ります
人生のあらゆる記憶を総動員し
どんな、何の味なのか?いったい、いったい・・・
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その答えは、
はっきり言ってよくわかりませーん
マンゴーのような、ビワのような、桃のような
とにかくけっこー美味しいのです!
難をいえば実が小さく種もあり食べるところがほとんどないことでしょうか。
新しいフロンティアを切り拓くのはいつの世も好奇心から
人類進化・繁栄の歴史を思う小さな豊かな経験でした。
ご存じなかった方は一度トライしてされてみてはいかがでしょうか。
残留農薬や害虫などにはくれぐれもご注意くださいね。