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2011年2月26日

ニュージーランド地震に寄せて

国立店の吉田です。
先日の「ニュージーランド地震」についてです。
倒壊したビルの中に取り残されている被災者の救出活動が
、昼夜を問わず続けられているとの報道は、皆様にも届いて
いるかと思います。
「全員無事に救出して欲しい」と、切に思います。
私事ながら、地震の際、義妹が学生時代のホームステイ先
であるクライストチャーチに滞在していました。
特に怪我もなく無事帰国致しましたが、他人事では無いと
本当に思います。

ついつい建築的見地で見てしまうのですが、
今回の地震、報道にもあります様に、とても浅い震源地での
地震だったようです。
「地震」は、一般的に「マグニチュード」で報道されます。
このマグニチュードは地震の「規模」を指し、いわゆる地震
の大きさを数字に置き換えています。
日本的には「揺れの強さ」として「震度」の方が一般的と思
います。
この震度は、実際の地表の揺れとなりますので、
マグニチュードが小さくても、地表に近いところが震源であれば、
実際の「震度」が大きいものとなる場合があります。
今回は、震源が浅かったこともあり、その震度はとても大きな
ものとなっていたようです。
また、日本的に「横揺れ」といわれる垂直方向の揺れが大きい
場合、建物の上層ほど揺れは加速度的に大きくなりますので、
高層の建物ほど、建物の揺れが大きくなり、下層の柱が支えら
れなくなって倒壊に至った様子です。
ちなみに、我が日本においては、阪神淡路大震災や新潟中越沖
地震などの教訓から、地盤調査や基礎・躯体の耐震対策が義務
付けられています。
また、イザットにおいては、外壁面・耐震面材などを標準的仕様
とすることで、さらなる耐震対策を採用しています。

2011年2月12日

上棟しました!

国立店の吉田です。
イザット物件ではないのですが、
ネオマ断熱工法の「H邸」が上棟しました。

昨年11月頃から始まった「断熱材の欠品騒動」も、
まだ続いているようですが、早めに断熱材を確保
できたので、遅滞なく進めていけそうです。
工事はこれからが本番ですが、イザット仕様との
相違点による効果の違いを探る「研究物件」でも
ありますので、今後もいろいろとデータをとっていく
予定です。


2011年2月 4日

「外断熱工法」の噂?のお話し

国立店の吉田です。
タイトルにビックリされた方もあろうかと思いますが、
”怪奇現象”の事ではなく、よくお客様からお聞きする
「外断熱工法」についての噂話し的な「質問」のお話しです。

1,「外断熱工法」で、外壁にタイルを使用すると、
 その重さで、長い間に外壁やタイルが外れてしまう事がある?
2,「外断熱工法」で火事が起きた場合、
 断熱材が溶けてしまう?
3,壁の中に断熱材が無いので、その隙間をごきぶりや白蟻が
 通り易くなる?
というように、こちらが「え?」と思うようなお話しです。
でも、知らない方からすれば、「この辺は大丈夫ですよね。」と
おそるおそる質問するようなことのようです。
ちなみに、
1−回答)・外断熱工法であっても外壁やタイルが落下することはありません。
       なぜかというと、「イザットビス」という外断熱専用のパワービスを
       使って、断熱材と外壁(タイル用下地材)を止めているからです。
      ・イザットハウスでの60mm断熱材を使用した実験データによると、
       1m2当たりのビスの耐荷重強度が約125Kg/m2であり、
       外壁(下地材及びタイル)の荷重(重さ)は、イザットタイル
       (IBS3)で約32kg/m2、INAX社の乾式タイルで約35〜50kg/m2
       ですので、充分な強度と安全余裕値をもっています。
      ・また、タイル自体も、モルタルを使ってタイルを貼り付ける「湿式工
       法」でなく、専用下地材・接着剤を使った「乾式工法」を採用してい
       ますので、モルタルの割れや剥離に起因したタイルの落下もあり
       ません。
2−回答)・イザットハウスで使用している「イザットボード」は、高性能フェノ
       ールフォームを基材としており、火に燃えにくく、他のウレタンや
       スチレン系断熱材のように熱や炎で溶ける事はありません。
       また、断熱材は外壁材と内壁材の中間にありますので、
       それらが燃えてしまったり、亀裂が入らない限り、断熱材まで火が
       くることは無いので、断熱材だけが燃えてしまうことはありません。
3−回答)・白蟻については、通常、住宅瑕疵担保履行法等の仕様規定から、
       薬剤注入した材使用や薬液などの白蟻対策を行っています。
      ・また、白蟻の活動には、普段から湿気のある環境と餌となる木材
       等が必要となります。そのため、通常は、水廻りの基礎下を中心
       に入り込み、順に他の部分へ移動していく事が多いようです。
       イザットでは、ベタ基礎等にて地面と縁をきり、外部からの湿気を
       遮断するだけでなく、「除湿機」によって、基礎下の湿気をカットし
       ています。
       そのため、基礎を含めて建物内は白蟻にとって非常に活動しに
       くい環境となりますので、外断熱工法だからといっても、白蟻が
       外壁を伝わりにくくなります。
      ・ゴキブリも、キッチン排水管廻りなどの湿気のある場所に好んで
       生息しながら、日常生活にある食べかすなどを餌としているようです。
       充分に部屋の清掃等に努めていけば、活動しにくい環境となります
       ので、やはり、(外壁を含め)建物内を移動しにくくなります。
      ・また、近隣から移動してくる場合もあるようですが、外壁面の気密を
       取っているため、ドアや窓を閉め切っている状態であれば、入り込む
       隙間はありません。
というのが、その回答です。
情報収集中の方や初期打合せ中の方には、情報の一助になれば。

無垢材の良さ

国立店の吉田です。
年明けよりバタバタしてしまい、久しぶりの更新です。

国分寺市において、諸事情によりイザット物件ではないのですが、
ネオマフォーム断熱仕様の物件が着工しました。
通常、設計も社内で行うのですが、
今回は施工だけのため、プランや仕様の内容は、
あらかじめ、お施主様の方で決めてありました。
「イザット」での経験や技術を生かして、多少、構造納りや断熱納りの
修正をしての施工が始まります。

今回の土台には「青森ヒバ」が指定されており、久々に現物に出会いました。
普段使用している「米ひば」と比べても、木質や匂いなど、「国内産」は
良いですね。(米ひばや桧と比べて非常に高価ですが)
柱も「桧」を使用予定ですので、上棟が楽しみです。


ブログ投稿者
店長:吉田浩一
1969年3月18日生まれ
趣味:楽器演奏(サックス、キーボード)、有名建築の見学
出身地:茨城県稲敷郡阿見町

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