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那須モデル完成

国立店の吉田です。
だいぶ更新の間が空いてしまいました。
さて、かねてより施工中でした弊社「那須モデル」が完成しました。
弊社社長の嗜好を前面に、「無垢素材」をふんだんに盛り込んだ「玄人」仕様となっております。


デザイン探訪-フランス編その4

国立店の吉田です。
今回もデザイン探訪の続きです。

パリのホテルの窓から外を眺めていると、通り歩く道路からの視点とは、少し違ったものが見えてきます。
目に入ったお隣のビル。
下階はお店やレストランが入っていましたが、上階はアパートメントのようです。
バルコニーのデザインをよくよく見ると、階ごとに窓廻りのモールや手摺のデザインが違うようです。
日本でデザイン設計をする場合、建物全体の「統一性」や「共通性」を重視するのですが、良い意味で
「独自性」があり、しかも「違和感」なく全体や風景に溶け込んでいる。
最近のデザインは「建築」だけにとどまらず、服飾やアクセサリーなどでも「洗練」されたデザインが多くなったように感じます。そのため、「全体の統一性」はそれを構成する大きな要素となっています。
特に長期間存在する「建築物」は、長い期間の中で「リニュアル」し「変貌」していくため、当初の「意図」や「統一感」が損なわれやすいように思っていたため、とても参考になる風景でした。

デザイン探訪・フランス編その3

国立店の吉田です。
6月にもかかわらず、「まだGWネタか!」と怒られてしまいそうですが、どうかご容赦ください。

私にとって「フランス」で見ておきたい場所といえば、パリのルーブル美術館と同率首位な場所が、「モンサンミシェル」です。
パリからTGVで約2時間、もよりのレンヌ駅から直行バスで約1時間超の場所のため、率直にいうと、完全なる「海辺の片田舎」。それだけに、海辺にあるモンサンミシェルはとても目を引きます。
8世紀初頭に礼拝堂が建てられ、13世紀までの間に増改築を繰り返してきたようです。そのため、主要部は「ゴシック様式」ですが、増改築をした部分は「ロマネスク様式」や「ノルマン様式」など、中世の「石積建築様式」のオンパレードでした。
日本で言うと奈良時代〜鎌倉初期には、これほどの「石積文化」が熟成されていたことを思うと、文化や建築技術の先進性における、日本との違いや差異を実感します。
ちなみに、フランスにおける車のスピードメーターは、日本と同じ「時速○km」です。レンヌからモンサンミシェルまでのバスは、片側1車線の狭い田舎道を時速80〜90kmで爆走していました。さすが。

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職業病-GWパリ編2

国立店の吉田です。
前回に引続きパリ編のデザイン探訪です。
パリのシンボル「凱旋門」と「エッフェル塔」を見てきました。
とくにエッフェル塔。
1889年のパリ万博のシンボルとして建築された塔は、当時斬新すぎると芸術界で論争があったとのことでしたが、中世ヨーロッパの時代から脈々と続く、組石によるロマネスク・ゴシックなどの既存様式とは一線を画すデザインは、現代においても通じる部分が多いと思います。
どちらかというと構造的「機能美」を優先した観もあるのですが、やはり、そこはパリ。
全体的な「優美さ」だけでなく、随所にみられる細かい装飾や鉄骨のアーチなど。
日本の東京タワーと比べても、そのデザイン性はとても目を引きます。
(そもそも東京タワーは電波塔としての建築目的のため、比較はできませんが)
フランス人の「芸術」にたいする意識の高さを垣間見た思いでした。

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職業病−その2 GWパリ編

国立店の吉田です。
今回は少しデザインのお話しです。
先日のゴールデンウィーク、妻がイギリス・ロンドンに行く用事があり、ついでにパリの観光をしようということとなり、途中合流でフランスのパリに行ってきました。
こちらでの仕事もあったため、成田をPM11:30に出発する3泊6日の”弾丸”旅行での合流となり、大変疲れましたが、とても勉強になる機会でした。

「芸術の都」と古くから呼ばれているように、街並みや大小の建築、ファッションや店構え、音楽や絵画などなど、至るところに「芸術性」を重んじる国民性や風土と文化を感じます。
私はというと、職業病がでてしまい、ついつい、他の観光客とは違う視点で物を見てしまいます。
・フランスのTGV(日本でいう新幹線)の車内


シートのカラーリングや形状のデザインなど、とても洗練されたデザインの良さを感じます。ただ、座席の下に入れにくいゴミ箱があったりと、機能面よりもデザイン面を重視しているような印象も受けます。
以前旅したドイツの機能美と比べると、お隣に係らず、こうも国民性が違うものかと思ってしまいます。
つづく

無垢材の魅力-ウッドデッキ編

国立店の吉田です。
東京もようやく”春らしい”陽気となったなと思ったら、
急に梅雨に突入してしまいました。
寒暖の差が激しい上に、湿度も高くなってきましたので、
皆様も体調にはくれぐれもご自愛ください。

さて、先日、当社専務が友人の依頼で、マンションバル
コニーのウッドデッキ工事をお手伝いしてきました。
床板につかったのは「セランガンバツ」材。
東南アジア原産の南洋材で、イペやウリンと並んで外部
耐久性に優れ、ウッドデッキの材料に向いた木材の一つ
です。
材の持つ南洋材特有の赤目色は、好みが分かれる所で
すが、日射で少しずつ色が変色していきますので、個人
的には「無垢感」を感じられる材料として好んで使用して
います。

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内装タイルのデザイン

国立店の吉田です。
東京もようやく冬らしい気候となってきました。
風邪が流行り始めたようなですので、皆様もくれぐれも
ご自愛ください。

さて、今回は普段のマニアックなお話しからそれますが、
「内装タイル」のお話しです。
建築デザインも「流行りすたり」があるようで、
室内壁へのタイル張りも、最近は塗壁の流行
や無垢材・他建材の台頭に対して、少し落ち着いています。
ここ数年は、「塗壁」と「無垢材」を中心とした素朴なイタリア的デザインと
「曲線」と「目を引く独特なカラー」を中心とする「ヨーロピアンモダン」デザインが、
日本での主流の様子です。
(40年ほど前の初代ウルトラマンや銀座の映像を思い出すのは、
私だけでしょうか。)

さて、最近、私のデザイン的好みもあり、INAX社の「エコカラット」を
中心に、「スポット」的なデザイン提案をしています。
昔のように、大きく「一面」にタイルを張るような、仰々しいものではなく、
チョットした「アクセント」としてタイルを使うのですが、今はいろいろと
タイル素材が出ているので、提案し易いなと思っています。

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建築パースの進化

国立店の吉田です。
東京は、「真夏」から急に「秋」になりつつあります。
なんとなく夜間の肌寒さが感じるようになってきました。

さて、今回は「建築パース」のお話しです。
普段よりお客様との打合せに合わせ、外観や室内のイメージを見て頂くためにパースを作成しています。
三次元的な図面のため、いわゆる「パース用ソフト」を利用して、コンピューターで作成するものです。

20年ほど前の学生時代、アルバイトしていた設計事務所にコンピューターを導入していました。
当時はまだホームコンピューターが一般的ではなかったため、「オフィスコンピューター」(いわゆるオフコン)と「CAD・パースソフト」(セットで○千万円だったらしい)を使用して、数日掛かって作成していました。
現在は、普通のホームコンピューターと数万円の専用パースソフトで、かなり精度の良いパースを数時間で作成可能となっています。
昔を知っていると、この雲泥の差に驚愕してしまいます。
(まるで、ファミコンとPS3の画面の差のようです。)
今後も、お客様の「理解向上」を目指して、すこしでも解り易い「図面」と「説明」に心掛けるため、パースソフトを活用していきたいと思います。

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無垢の良さ

国立店の吉田です。
当社で着工予定のお施主様より、今まで玄関の框に使用していた無垢材を預かりました。
今まで住んでいたご自宅の取壊しに際して、何か「形」に残るものを再利用できないかとの
思いをお聞きして、みんなで考えていきましょうという事になったものです。
数十年お住まいになったご自宅に対する「愛着」や「思い出」は、言葉に表せないものです。
その「思い」の詰まった部材を、新しいお住まいに使用できれば、その思いを継承していける
ような気がして、思いをめぐらせています。
無垢材はその木目の良さだけでなく、こうした再利用の可能性もあるので、
今後もいろいろ考えていこうと思慮しています。

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職業病その3

国立店、吉田です。
前回より引き続きのドイツデザイン探訪です。

南ドイツの各都市中心部は、日本でいう「景観条例」のような法律が各州に
あったり、古くからの建築様式を大事にしていく住民風土があるようです。
そのため、なかなか真新しい建築デザインを見ることは少なかったのですが、
よくよくみると一部には落ち着いたなかにも「モダニズム」をかんじる建築も
ありました。

古くからの町並みに溶け込む「モダニズム」
建築周期の短い日本の建築文化からすると、非常に興味深いものがあります。

職業病その2

国立店の吉田です。
前回に引き続き、ドイツでのひとこまです。
今回、移動に電車(ドイツ鉄道DB)
を利用してみました。
「ホホー」と思うのは、さすが、技術と鋼製品のお国柄です。
日本以上に合理的かつシンプル、でもデザイン性のある
シート廻りや荷物置場の金具類。
日本のJRに見習ってほしいほどの内容でした。
電車内で、車窓ではなくシートの金具を写真にとる自分に、
職業病を実感しました。



無垢材の魅力

国立店の吉田です。

先日、倉庫を片付けていた際、無垢の材料が出てきました。
以前の物件でカウンターに使用した残りなのですが、
よくよく見てみると、なんとも云えない存在感。
最近メジャーな「造り物」の新建材にはない感触。
なにより、「150年生」と書込みのある
年数を醸し出す「年輪」

「どこかで使いてぇー」と独り言を言いながら、
ダイニングのテーブルに使えないかと思案中です。


明治村紀行その2

前回に引き続き、明治村のつづきです。
え?まだ続くの、って。
今回までにします。

京都にあった聖ヨハネ教会に入ってみました。
実のところ、帝国ホテル以外はついでに入るぐらいの感覚だったのですが、
入ってみてびっくり。
日本大工の「匠」技を体現するような、見事な内部造作でした。
柱・小屋廻りの木製装飾には、目を見張りました。
以前イタリアで見た教会建築とは一線を画す、存在感でした。

私にとっては、機会があればまた訪れてみたい場所となりました。

追記
夏の期間は浴衣着用だと入場料が安くなるそうで、浴衣姿の方もたくさんいらっしゃいました。
なかなかグッドなアイデアと、感心していました。


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明治村紀行 その1

先日、お盆休みを利用して、愛知県犬山市にある明治村に行って来ました。
目指すはフランク・ロイド・ライトの帝国ホテル中央玄関。
写真では存じていたのですが、実物を見ると、やはり違いますね。
大正後期とはいえ、現代にも通じるデザイン、わたし的には圧巻。
また、日本の「匠」の技との融合、感動です。
「本物」のデザインとは何かを考えさせられる存在感でした。

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ブログ投稿者
店長:吉田浩一
1969年3月18日生まれ
趣味:楽器演奏(サックス、キーボード)、有名建築の見学
出身地:茨城県稲敷郡阿見町

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