金物工法の接合金物には、1枚羽と2枚羽があります。イザットハウスは１枚羽を採用しています。その理由として1枚羽は金物の表面積が少なく、室内の熱が金物に伝わって逃げる現象を最小限に止め、さらに、金物を囲う木材の量が多いので端部が欠けにくい構造だからです。

メタルヒィット工法は他の金物工法と異なり、金物の取付けにボルトを使用しません。そのため、経年劣化による木のやせ細りに対しても緩みを生じることはありません。また地震時に被害を受けやすい断面欠損が従来工法に比べて少なく、柱の強度低下を抑えます。

従来の金物工法は、精度にバラツキが出やすいプレス加工+溶接加工。それに対してメタルヒィット工法の金物は、精密金型を使った一体成型金物を使用し、安定した品質をお約束します。さらに、世界各地で特許を得ているダクロタイズドという強靱な防カビ処理をプラス。サビを寄せつけない、最高の技術です。

従来の木材が抱える、収縮・狂い・割れなどの欠点を解消し、精度と強度を高めたのが集成材です。まさに、木の欠点を排除した「木を超えた木」と言うことができ、JAS(日本農林規格)の厳格な検査をクリアし、高性能を保証された集成材は、一般のムク材の1.5倍の強度をもっています。

他の金物工法では、金物が24種類もあるものがありますが、メタルヒィット工法で使う金物がわずか6種類。シンプルな施工でミスも少なく、作業が早いという特長があります。

強度が保証された集成材+金物仕上の組み合わせによって許容応力度による構造計算を全棟行います。許容応力度による構造計算は、従来工法による壁量規定の設計レベルとは違って、各部材にかかる応力度を正確に把握できます。