住宅の気密性能を表す指標として用いられるのが「C値」です。
これは家全体の空気が給気に吸入される比率、すなわち"隙間"からの空気の漏れがいかに少ないかを示すもので、通常は延べ床面積100m2の家で平均C値0.5以下(給気口吸入率約60%)なら「高気密」とされます。対して、イザットハウスの平均C値は「超高気密」に属する0.21(同80%)。この気密性の高さが外断熱のメリットを倍増させるわけです。ちなみに、C値2.0だと家全体の隙間はハガキ大、C値0.21は名刺の半分ほどの大きさになります。
気密性能の高い家は、無駄な隙間が少ないため、効率の良い換気ができ、外部の音やホコリも入りにくく静かです。また、水蒸気の流入が少ないため夏は冷房がよく効き、冬は壁内結露の心配もありません。
イザットハウスが採用していたIBS工法は、公的機関である財団法人 建築環境・省エネルギー機構が認定する「気密評定」 において、1999年4月に最高ランクの相当すき間面積1.0cm2/m2以下(性能区分 C)を取得しました。※
同ランクが取得できたのは、イザットハウスを除いて、全国20万社中わずか3社(3工法)だけです。
※平成11年8月5日現在(財)建築環境・省エネルギー機構より
昭和55年、建設大臣の許可を得て設立された公益法人で、住宅その他の建築物の構造及び設備に関する技術の研究開発、指導及び普及を行い、住宅及び建築物におけるエネルギーの有効利用の的確な実施を図ることにより、国民生活の安定と健全な発達に貢献することを目的としています。
相当気密面積(cm2/m2) | |
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Cランク1.0以下 | イザットハウス/土屋ホーム/梶田建設/北信商建 わずか4社だけ |
Bランク2.0以下 | トステムSW/松本建工FP/スウェーデンハウス/他40工法 |
Aランク5.0以下 | ミサワホーム/積水化学工業/住友林業/他49工法 |
住宅の隙間の合計面積を計り、それを床面積で割ったものをC値と言い、値が小さいほど優れた気密性能を表します。現在の新築住宅は、このC値が5程度です。
一般住宅の相当隙間面積 | |
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C値5.0cm2/m2を150m2の住宅に換算すると、建物全体で750cm2(A4画用紙1枚又はハガキ5枚分)もの隙間があるということ。 | |
イザットハウスの相当隙間面積 | |
C値0.21㎝2/m2(2008年度平均値)を150m2の住宅に換算すると、建物全体で37.5cm2(名刺1枚よりも更に小さい)の隙間しかないということ。 |
※気密性能(「相当隙間面積」= C値 )とは
財団法人建築環境・省エネルギー機構の定義では、「相当隙間面積(住宅の床面積1m2当たり、何cm2の隙間があるかで気密性能を表す)」で気密を表現します。この数値が小さいほど気密性能が高いことになり、床面積1m2当たり5cm2以下を「気密住宅」としています。
ストローに開いた穴から空気が漏れ、十分な換気ができない状態を「ショートカット」と呼びます。
気密性の低い、平均C値で言えば2.0以上の家は穴の開いたストローと同じで、いくら吸っても中身が出てこない、つまり換気装置があまり役に立たない状態です。このショートカットを減らすことが「高気密」の絶対条件なのです。
2003年7月の建築基準法改正により換気システム設置が事実上義務づけられました。
しかし、せっかく換気システムを導入したとしても、気密性能が悪い場合や、換気システムに不具合があった場合には、充分な換気量がとれず良好な換気とは言えません。そうなると、ホルムアルデヒド室内充満の原因、それによるシックハウス病の引き金にもなります 。
そこでイザットハウスでは、お客様の住生活の安全・安心を考え、従来からお引き渡し前に全棟に対し気密測定証明、室内ホルムアルデヒド濃度測定証明と換気量測定証明(任意)を実施しています。